2009年7月30日木曜日

真面目でリアルなインド映画「ニューヨーク」、今年もう一本のヒット作


ヒンディ語映画界(ボリウッドとも呼ばれる)とシネコンチェーン間のストが話し合いや交渉上続いた3ヶ月間はほとんど新しい映画が公開されなく、映画ファンにとっては大型スクリーンで大型映画が観たいという面ではとても長期間だったかもしれません。それに、とても期待されていた本作の「ニューヨーク」。本作と以下ポストの「Kambakkt Ishq」がスト終了後すぐに公開が決まった2作ですが、こちらの方が映画としてはまるまる娯楽映画のKambakkt Ishqとは全く違うタイプのとても真面目でリアルなストーリーを舞台にした映画です。2006年の前作「Kabul Express」で知られるKabir Khan監督によるまたダイナミックでびびっとくる話と監督らしいリアルに感じるストーリー、アクションシーンではスケールの大きさ、実力を見せる俳優たちがいれば、いうことなしですが、監督の本作は期待に応じてくれたと多くの国内視聴者の反応です。また、アメリカのメイン・メディアにも評価されつつあります。

完全にニューヨーク現地ロケです。ストーリーとしてはニューヨークに生まれ育った男性主人公とインドから大学生としてやってきたもう一人の男性主人公、そして共通の女性友達の女性主人公を中心に、3人が出会ってから7年後の2001年の例の実際に起きた大事件の9・11を背景に、余計に巻き込まれる...