写真:去年大ヒットした大型歴史スペクタクルの「Jodha Akbar」(上)、とてもセンスの良いと呼ばれた「Luck By Chance」(下)、ほかインドからの映画とドキュメンタリーが上映される予定。
インド: 映画、メディア&エンタメ市場情報HPより:
。。アメリカ、ニューヨーク現代美術館で6月8日よりインド映画祭が開催しました。2008-09年のセンス良きの娯楽映画からはじめ、ドキュメンタリー系が上映予定になっています。去年インド国内で大ヒットとなった娯楽大作でもレベルの高く、国際的に評価された16世紀のインドムガル王朝を舞台にした大型歴史スペクタクル「Jodha Akbar」、今年はじめのデビューした女性監督Zoya Akhtarのインド映画界をリアル且つ皮肉的に描いた「Luck By Chance」、ほかが上映されます。ニューヨーク駐在インド人向けではなく、現地一般アメリカ人視聴者向けです。日本ではほとんどに関して歌踊りのインド娯楽映画か、70年代の「大地の歌」のような芸術映画のどちらかしか知られていませんが、この6-7年間一般娯楽映画の中でもセンスが良く、技術的に優れた映画がたくさん制作されています。また、リアルなストーリーの中・低予算映画では歌、ダンスが一切入っていない映画も多数制作されています。これらは6-7年前から登場しているインド国内シネコンのおかげで上映され、見たい観客に見られ、利益にもつながっています。面白い傾向で、後からテレビで放送されるこういった映画は順々と一般視聴者の注目を引き、以前よりの収入になりつつあります。また、大型娯楽映画とは違い、中・低予算型娯楽映画ではEklavya,A Wednesday,Rock On,Dasvidaniya,Straight,ほか年間30-50本制作されているような映画がインド国内だけではなく、内容的には国際的にも認められつつあります。そういったヒンディ語映画(ボリウッドとも呼ばれる)は歌、ダンスが入っていなくても入っていても、しっかりしたエンタテイメント要素から国際的にも好評されている映画が数多く登場しています。現在のトレンドからはじめ、これからは。。。