写真:シン首相と菅首相、前原外務大臣と日本経団連の米倉弘昌会長
日印首脳、EPAで正式合意-4年越しの「歴史的な」締結
IBTimes - 10月25日
日本とインドの両首脳は25日、10年間で両国の貿易総額94%分の関税を撤廃する経済連携協定(EPA)を締結することで正式に合意した。インドのレアアース(希土類)開発における協力の促進などでも一致し、両首脳は両国の「戦略的グローバルパートナーシップ」を強化する共同声明に署名した。交渉に約4年を費やした同EPAは、来月にも発効される見通し。インドのシン首相はEPAの合意を「新たなビジネスの機会を開く歴史的な功績」と評価した。両国はほかに、日印の閣僚級経済対話を定期的に行うことや、ビザ(査証)手続きの簡略化、国連安保理改革の実現に向け連携することなども確認した。ただ交渉中である原子力協定については「早期の妥結を目指し」努力する意向をそれぞれが示すのみに終わった。。。
日印、EPAで正式合意 レアアース開発協力を促進
日本経済新聞 - 10月25日菅直人首相は25日、来日中のインドのシン首相と首相官邸で会談し、日本とインドの間で貿易や投資を自由化する経済連携協定(EPA)を締結することで正式合意した。日印の原子力協定の早期交渉完了を目指すことや、レアアース(希土類)、レアメタル(希少金属)の開発協力の促進などでも一致。両首脳は合意内容を盛り込んだ共同声明に署名した。
両首脳は経済や安全保障など広範囲な分野で連携する「戦略的グローバル・パートナーシップ」を強化する方針も打ち出した。会談で菅首相は「(EPA)協定を通じて貿易、投資などの拡大を期待したい」と強調。シン首相は「できるだけ早く実施されるようにしたい」と語った。日印の閣僚級による経済対話設置でも大筋合意した。資源エネルギー問題をめぐって、菅首相は「レアアースの協力については今後、お互いの理解が進展することを期待する」と指摘。シン首相は「この分野で積極的に協力を進めたい。レアアースについて協力を深めていきたい」と応じた。。。
日本経済新聞 - 10月25日天皇、皇后両陛下は25日午後、来日中のインドのシン首相夫妻と皇居・宮殿で会見された。宮内庁によると、同首相は日本の支援でニューデリーに地下鉄が開通したことに触れ「市民は喜んで毎日利用しています」と説明。天皇陛下は「日本の支援がインドの発展のために有意義なものだったと聞いてうれしく思います」と応じられた。同首相からの訪問の招請に対し、陛下は謝意を表した上で「私の訪問は政府が検討し決定することになっています」と。。。