2010年10月4日月曜日

インド「コモンウェルス大会」ゴージャスでスペクタクルな開会式でスタート


今回開会式の現場となったJNネールスタジアム。開会式は定期的に花火が上げられた。
インド5000年の歴史、文化、カルチャにおけるイベントが中心となりました。今回大型イベントで世界初に使われたこのハイテックで空中に上がっていた世界最大と呼ばれているHelium台。この中から降りてくるデザイン柄、ライト効果、ほかと外側向けに表示されるディスプレーでいわゆる動画が見られ、イベント中心のものとなるAerostat(コスト約15億円)でした。スタジアムでの現地インド人視聴者の熱烈な盛り上がりとエキサイトメントはテレビ生放送にまで実感できるほどでした。
インド古典舞踊からはじめ、各州の舞踊や太鼓などが一つになって公演をした。
今回のホスト都市デリー市の学校の子供たちも千人以上参加
インド発世界で有名なヨーガの中でも知られるKundiliniを表すライトでできた模型。下に見られるヨーガをする集団が見せる数千年前からあるヨーガと体をきれいに管理するポーズなど。流れる音楽効果が大きかった。
インドであれば、ガンジーの存在はけっして忘れられない。ライト模型、絵と音楽できれいに表示されたガンジーのこと。
歌手のShibani
スポーツのスピリットと花火
インド国内それぞれの州からの民族古典舞踊で数百人のプロダンサーが参加した。ここで観られるのは南インドタミルナドウ州の舞踊。
インド古典伝統の先生・教え子の伝統文化からはじめ、ダンス、ライトと音楽でプレゼンされた「知恵の木」
インドでは昔から太鼓が必ず儀式やイベントはじめあたりに演奏されます。こちらは伝統的に宮殿などで使われてきた大型太鼓。
インド国鉄による「インドでの旅」を通じて国内一般庶民の日常生活に触れた。蒸気機関車は今めったに見えませんが、象徴的に使われ、よくみてみると本体を作るには伝統的な腕輪などが使われ、文化面を伝えるカルチャトレインを作っていることが分かります。この後ろが写真にありませんが、続く列にはインド国内庶民の生活からの日常面が面白い表現でパレードされました。
今回最も選手の人数の多いインド選手団。一番前に国旗を持つオリンピックで金メダルをとったビンドラ選手。
開会式の日スタジアムでは現地視聴者がほとんどでしたが、海外からの視聴者も来ていました。開会式に来たイギリス人アベック。
インド女性大統領(サリー頭にかぶっているPatil女子)、シン首相、イギリスから代表で来たプリンスチャールズと奥様。

インドコモンウェルスゲーム(英連邦大会)2010年は開催直前まで色々と疑問や心配を持たされ、インド国内メディアからはじめ、英連邦諸国メディアからも厳しい目でチェックされてきたところ、開会式は全ての疑問を溶かすことができました。期待以上のスペクタクルでカラフルなイベントでインド5000年の歴史の中からの文化、カルチャ、スピリチャールな面、そしてハイテックな面を駆使されていて、現場に来た世界71カ国からの選手たち、VIPたちや視聴者に驚かされました。開催前準備のことで、最も批判の声が多かったオーストラリアのある新聞やイギリスの代表新聞などの今日見出しが期待はずれの「素晴らしい開会式でスタート、こんなにすごいとは思わなかった」などがほとんどです。イギリス、カナダ、ほか国の選手たちからの開会式後の声でも似たことが言われつつあります。これだけ大型ないベンとにおける準備対象ミスなどはどこの国でも発生するようですが、今回は工事こそ遅れていたことや最後の1ヶ月は15年ぶりの大雨にやられつづけ、メディアにかなり大きく大騒ぎをされたのも理解できるほどです。何れ、今日からはじめ12日間全ての大会が無事終了することを主催組織やデリー市民からはじめ、インド国民が祈っていることでしょう。