2010年10月30日土曜日

資源・投資で日印連携深めよ

資源・投資で日印連携深めよ

日本経済新聞 - ‎10月26日
菅直人首相は来日したインドのシン首相と会談し、日印間の経済連携協定(EPA)交渉の完了を宣言した。中国が経済、軍事の両面で台頭するなか、日印関係はアジアの安定のためにも重要度が増している。EPAの締結を弾みに、日印のより重層的な連携強化を望みたい。 日印EPAは、日本が巨大市場国と結ぶ初めての協定だ。主要製品の輸入関税が原則、発効後10年間で段階的に撤廃される。日本にとっては自動車部品や鉄鋼などの輸出がしやすくなるという。

1月に発効した韓国とインドの協定を上回る内容にならなかったのは残念だが、今後も遅れを取り戻す努力が欠かせない。両首脳は今回、ビザ(査証)発給手続きの簡素化、閣僚級で経済政策を定期協議する枠組みの新設などでも合意した。連携を強めるための道具立てが進んできたといえる。インドはアジアで日中に次ぐ第3の経済大国。。。