2012年2月12日日曜日

日系企業、200-300社がインド進出を検討

日系企業、200-300社がインド進出を検討
インド新聞 - 
インド進出を目指す日系企業が増えている。少子高齢化により国内市場が縮小する中、インドを中国に次ぐ巨大市場ととらえる企業は多い。アサヒビールや日立メディカルコンピュータなど大手を含め、インド参入を狙う企業は200-300社に上る。

2011年11月時点でインドに進出した日系企業は812社。工場設置や支店開設、物流など投資案件は計1,442件に上る。独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)の井田正樹ニューデリーセンター所長は「インド政府による規制緩和の動きもあり、多くの日系企業が高い潜在成長性を持つ巨大市場インドに注目している」と話す。外国企業のインド進出を支援するテクノバによると、これまでインドに進出する日系企業は自動車や電機メーカーが多かったが、最近ではビールや化学など業種も広がってきている。大手では上記のほかにも日立トランスポート、積水化学、コーセー、花王、YKK APなどがインド進出を検討中だという。

11年8月に発効した日印自由貿易協定(FTA)も追い風となっている。両国は今後10年間で約94%の関税を撤廃する方針で、二国間貿易は10年の120億米ドルから15年には250億米ドルに増える見通し。。