2012年2月12日日曜日

パナソニック、インド事業の15年度売上高を5000億円に


動画:パナソニックインドのLUMIXカメラインド市場向けテレビCM。真ん中はインド映画女優。写真家を演じる人はインドファッション界の名写真家。

パナソニック、インド事業の15年度売上高を5000億円に
朝日新聞 - 2012年1月30日

パナソニックは2015年度にインド事業の売上高を11年度見通し比5倍の5000億円に引き上げる。12年度に専売店を50店開設して合計225店舗体制とするほか、製品を店頭展示する取引先を3万店(現状は平均2万5000店)に増やす。薄型テレビの販売は同6割増の約80万台を目指す。12月にエアコンや洗濯機などの新工場(ハリヤナ州ジャジャール)を本格稼働するなど、製販両面で事業基盤を固め、韓国勢を追撃する。

パナソニックは大坪文雄社長直轄でインド大増販プロジェクトを展開しており、売上高は11年度に1000億円、12年度に2000億円になる見通し。「韓国サムスン電子と事業規模で対等になるところが見えてきた」(首脳)という。環境やエネルギーマネジメントなど、法人、官公庁向けのソリューション提案も強化していく。

薄型テレビの販売は、11年度に50万台程度となり市場占有率は10%を割り込む見通し。価格競争の激しい22型、24型はODM(同設計・製造)を活用する一方、発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した液晶テレビを中心にラインアップを拡充し、12年度に市場占有率2ケタを目指す。一方、白物家電はエアコン65機種を市場投入する。。